日本のリーガルテック企業をサービス別に紹介!成功事例から見えてくるものとは? – 法務DX Lab.
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日本のリーガルテック企業をサービス別に紹介!成功事例から見えてくるものとは?

働き方改革やテレワークの推進が進む中、多くの企業が注目するリーガルテック。成長目覚ましいリーガルテックについて正しく理解するためには、各サービスの提供内容を知る必要があります。
そこで本記事では、カテゴリー別にみる日本のリーガルテックサービス一覧を紹介します。また、導入に成功する企業の事例についてもあわせてみていきましょう。

企業がリーガルテックに注目する理由は「働き方改革への対応」

リーガルテックが日本で注目される背景には、ビジネスのIT化や政府が推進中の働fき方改革に対応していることが挙げられます。
最近ではオフィスで行っていた業務を在宅で行うことや、契約書の管理のあり方も見直されつつあります。業務を在宅・リモートで行うためには、インターネットやクラウドの活用が欠かせません。

日本企業におけるリーガルテックの業界動向

日本でもコロナ禍を経て、各社で急速にリモート化が推進されています。契約書もクラウド管理が進められており、フルリモート対応にリーガルテックは欠かせない存在といえるでしょう。
しかし、弁護士法などの法規制により、リーガルテックの普及スピードが抑制されているのが現状です。

リーガルテックにおける主なサービスカテゴリ

リーガルテックにおける主なサービスカテゴリは、以下の通りです。

サービス内容特徴
電子契約クラウド上で契約締結・管理
文書管理修正履歴・アクセス権限・期限などの管理
契約書のレビューAIによる条文のチェック・修正案の提示
申請・出願登記・商標などの必要書類の作成・出願の支援
リサーチ検索判例などの莫大なデータを収集・特定・分析
紛争・訴訟解決最適な弁護士とのマッチングなど
フォレンジック訴訟・内部調査における科学的検証をサポート

【カテゴリー別】日本の大手リーガルテックサービス一覧

日本の大手リーガルテックサービスの主なカテゴリーを以下の7つに分けてご紹介します。

  • 電子契約
  • 文書管理
  • AIによる契約書レビュー
  • 申請・出願
  • リサーチ検索
  • 紛争・訴訟解決
  • フォレンジック

それぞれのカテゴリーごとに2社ずつ日本のリーガルテックサービスをピックアップし、特徴を交えて紹介します。

電子契約に関するリーガルテックサービス

電子契約に関するリーガルテックサービスは、契約の締結をクラウド上で済ませられ業務効率化が図れる点やコスト削減に効果的です。
電子契約に関するサービスは多数展開されていますが、ここでは代表的な「BtoBプラットフォーム 契約書」と「クラウドサイン」を紹介します。

BtoBプラットフォーム 契約書

「BtoBプラットフォーム 契約書」は契約書の締結から保管までをクラウドで完結するサービスを提供しています。

紙の契約書では必須であった印紙税や郵送費用が削減可能です。スピーディーな契約締結に役立つだけでなく、書類管理も行えるため保存スペースの削減にも繋がります。契約書紛失や改ざん、情報漏えいなどのリスクも減少できるでしょう。
参考:電帳法改正対応の電子契約システム|BtoBプラットフォーム契約書

クラウドサイン

「クラウドサイン」は導入社数130万社を超える電子契約サービスです。契約のスピードアップとコストの削減を実現できます。最短数分で契約締結が可能で、通信・保存ファイルは暗号化されており、十分なセキュリティー対策が敷かれています。

契約にかかわる業務(作成・締結・管理・検索)がクラウドサイン上で完結できるため、
押印のための出社や契約書の保管スペースを削減することができます。
参考:クラウドサイン

文書管理に関するリーガルテックサービス

契約書は、事業規模が大きくなるほど管理が煩雑になりやすいものです。そこで文書管理がスピーディーに行えるリーガルテックサービスを使うと便利です。
文書管理に関するリーガルテックサービスである「リーガレッジ」と「RICOH Contract Workflow Service」を紹介します。

リーガレッジ

「リーガレッジ」は契約書の登録・管理から内容検索までをサポートするサービスです。

契約の関係業務をシームレスに連携できる点が大きなメリットです。契約情報を自動解析した上でデータ化が行われる点や、スキャンした契約書をドラッグ&ドロップでデータベース化できる点から、業務効率化が図れます。
さらに、過去作成した契約書から条文を簡単に検索できます。加えて使用頻度の高い条文はお気に入り登録して、すぐにアクセスできるように設定可能です。
参考:リーガレッジ

RICOH Contract Workflow Service

「RICOH Contract Workflow Service」は契約に関する事前相談・回答を記録し、法務部門のナレッジとして共有可能なサービスです。

契約締結までのサイクルを全社的に管理できるため、業務の属人化を防ぎながら業務効率化が図れます。また、電子契約サービスとの連携で登録業務を省くことも可能です。
審査承認や契約管理、期限管理など契約プロセスを自社に合わせてカスタマイズしながら構築できる点もメリットといえます。
参考:RICOH Contract Workflow Service(法務支援クラウドサービス) | リコー

AIによる契約書レビューに関するリーガルテックサービス

契約書の妥当性やリスクを法律的観点からチェックする契約書レビューは、従来弁護士などの専門家や法務担当が行っていた重要な業務です。
AIによる契約書レビューに関するリーガルテックサービス「LegalForce」と「Low Flow」を紹介します。

LegalForce

「LegalForce」は契約審査の品質向上と効率化を実現するサービスです。

ファイルをアップロードし類型・自社の立場を入力すると、欠落条項や不利な条文の指摘が受けられます。リスク箇所には、ポイントと併せて弁護士が監修した参考例が提示されます。蓄積した契約書をデータベースとしても扱えます。
参考:LegalForce

Low Flow

「Low Flow」は誰でも簡単に契約書をチェックでき、AIが条文の抜け落ちを瞬時に発見します。

ひな形を何通りでも設定できるため、作業の効率化に繋がるでしょう。導入後には弁護士によるサポートが受けられるため、自社に最適な形で導入しやすい点もメリットです。
参考:LawFlow

申請・出願に関するリーガルテックサービス

事業拡大や商標登録には、煩雑な手続きや書類作成が必要です。権利関係は法律も複雑で、従来は専門家が担当する業務です。
しかし、AIを活用すれば誰でも申請・出願に対応可能で、業務効率化が促進できるでしょう。申請・出願に関するリーガルテックサービス「LegalScript」と「Toreru」を紹介します。

LegalScript

「LegalScript」は登記に特化した支援サービスです。ガイドに従い情報入力すれば、手続きに必要な書類を自動で作成可能です。完成した書類は管轄省庁に郵送すれば手続きが完了します。

作成可能な登記書類は、会社設立や定款など、さまざまな種類が網羅されています。専門家に依頼しなくても低コストで申請できるのがメリットです。またスマホ・タブレットにも対応しており、利便性が高いサービスです。
参考:LegalScript

Toreru

「Toreru」はオンラインで商標登録が行えるサービスです。煩雑な手続きが必要だった商標登録を簡単に申請できます。

類似商標や特徴の有無など、20項目以上にわたり専門家が商標に不備がないかチェックした調査レポートが出力されます。したがって、申請前に不備事項がないか事前に確認可能です。コストを削減しながら、スピーディーな商標登録の申請に役立つサービスです。
参考:Toreru

リサーチに関するリーガルテックサービス

前提となる事実や法令、ガイドライン、判例などを網羅的にリサーチするサービスは、主に企業の法務や弁護士の実務に欠かせない業務です。
リサーチに関するリーガルテックサービス「LEGAL LIBRARY」と「AI SAMURAI」について紹介します。

LEGAL LIBRARY

「LEGAL LIBRARY」はリサーチを効率的に改善するサービスです。官公庁・法律書籍、パブリックコメントなど、1,000点以上の資料から条文や法令文章を検索可能です。

掲載されている書籍の本文を横断的に調べられます。書籍・雛形をWord出力したり、本文をコピー&ペーストしたりと、書面作成が効率的に行いやすくなるサービスです。
参考:Legal Library

AI SAMURAI

「AI SAMURAI」はAIが自動で特許調査を行い、特許性を評価する機能性を兼ね備えたWebアプリケーションです。大阪大学と北陸先端科学技術大学院が開発し、第4回JEITAベンチャー賞を受賞しました。

10秒で評価レポートを自動作成し、全ての特許をデータベースから検索します。これまで欠かせなかった「検索式」が不要で、誰でも先行調査を行えるのが特徴です。
参考:AI Samurai

紛争・訴訟解決に関するリーガルテックサービス

企業を経営するうえで、紛争や訴訟は避けて通れません。訴訟に至らなくても、日々トラブルのリスク管理や対応には多大なコストと人員が必要です。
ここでは、紛争・訴訟解決に関するリーガルテックサービス「Smart Judgement」と「弁護士ドットコム」について紹介します。

Smart Judgement

「Smart Judgement」はコスト削減しながら、顧客満足度向上を実現できるオンライントラブル解決サービスを提供しています。取引にまつわる苦情処理や返品対応を、オンラインで完結可能です。チャット形式で会話でき、適切なアドバイスが受けられます。

もし解決に至らなかった場合は、専門家を交えた調停をオンラインで行うサービスもあり、安心感を得られるでしょう。
参考:Smart Judgement

弁護士ドットコム

「弁護士ドットコム」は日本最大の法律相談・弁護士検索ポータルサイトです。累計相談数117万件以上で、あらゆるジャンルの法律相談ができます。

弁護士が20,000人以上が在籍し、得意分野や支払い方法などさまざまな条件を絞って最適な弁護士を検索可能です。
またプロフィールには取り扱った事件や料金表などの情報が掲載されており、一括見積もりにも対応しています。
参考:弁護士ドットコム

フォレンジックに関するリーガルテックサービス

分析や鑑識を意味するフォレンジックは、企業が用いる場合にはセキュリティ事故が発生した際、端末やネットワークに残った情報を収集・分析する業務のことを指します。
フォレンジックに関するリーガルテックサービス「大塚商会」と「FRONTEO」について紹介します。

大塚商会「デジタルフォレンジックサービス」

「大塚商会」はPC操作の痕跡やデータを復元し、ネットワーク上の情報履歴を調査するサービスを提供しています。捜査機関にも採用されている専用ツールを使用し、流出した情報の特定や操作状況を収集します。

また、端末データが担保される形での証拠保全や、トラブルに遭遇したときの内容に合わせて最適な方法でデータを復旧するサービスです。さらに原因追求だけでなく、今後の予防策を考えるコンサルティングにも対応しています。
参考:デジタルフォレンジックサービス | 大塚商会

FRONTEO

「FRONTEO」はPCやスマートフォンなどのデバイスから、システム内のログファイル、ビックデータ解析までさまざまなものを対象とした調査を行うサービスを提供しています。

フォレンジック調査のリーディングカンパニーとして、あらゆる事例の経験を蓄積している企業である点が特徴です。
自社開発ソフトウェアを使用するため、独自システムや特殊なデータにもカスタマイズして柔軟な対応も可能です。誤って削除した重要データの復元から横領調査まで、網羅的な対応が受けられます。
参考:FRONTEO

リーガルテック導入で成功した企業事例3選

リーガルテック導入で成功した、以下3企業の事例を紹介します。

  • 株式会社Jリーグ
  • ENEOSホールディングス株式会社
  • 株式会社BitStar

自社でリーガルテックを導入して、業務効率化を図る際の参考にしてみてください。

株式会社Jリーグ

株式会社JリーグはJリーグの組織基盤をはじめ、各種関連事業のサポートをしている企業です。ノウハウや経験の属人化を予防するために、管理の「見える化」を課題としていました。

そこで契約に関連する業務を集約できる「ContractS CLM」を導入。契約に関するすべての作業を共有することで、属人化からの脱却に成功した事例です。
参考:導入事例:株式会社Jリーグ – ContractS CLM

ENEOSホールディングス株式会社

ENEOSホールディングス株式会社は石油・天然ガスだけでなく、金属事業などを行う企業です。事業多角化の影響から、法務部の規模が10年で2倍にまで膨れ上がり、各事業部から契約審査の依頼、法務相談など多大な業務数への対応を課題としていました。

法務部への人員増員に加え、契約書審査では「LegalForce」の契約書レビューを活用したことで、チェック作業の効率化と品質向上に役立っています。
参考:契約書レビュー業務の品質向上を実感!大規模法務部におけるLegalForce活用法。

株式会社BitStar

株式会社BitStarは、YouTubeを主戦場とするクリエイター(ユーチューバー)の広告事業・マネジメント支援事業を展開する企業です。同社では、タレントのマネジメントをする上での契約書となる「専属マネジメント契約書」の管理について、各部門個別における権限管理に課題を抱えていました。

そこで、クラウドサイン連携やシンプルなUI、操作性をなどをポイントに「リーガレッジ」を導入。契約書の新規登録作業はもちろんのこと、過去の契約書を探す工数も大幅に削減しています。
参考:https://legaledge.jp/case/bitstar/

リーガルテックの活用が自社の課題解決につながる

リーガルテックは法律に関連する複雑な業務を、ITやAIの技術によって効率的にできる技術で、さまざまなツールが開発されています。

法務に関連する業務は、文書作成から電子契約、紛争解決まで多種多様です。効率化を達成するには、自社の課題を明確にし、リーガルテック導入を検討していきましょう。
リーガレッジでは、契約書に関連する業務をシームレスに連携して、法務部門の負担を大きく削減可能です。弊社サービスの導入事例や詳しい内容は以下のページをご覧ください。
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